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今月の相談コーナー 毎月 経営に関する様々な疑問にお答えいたします

2011年7月号

前回は、限界利益の説明で終わってしまいましたが、今回は、その応用編ということで期待しています。
前回は、限界利益率と固定費から、値引きのメカニズムや増産の是非判断等の説明をしましたが、更に検討を進めたいと思います。

一、数量と単価によるシュミレーション

A社による具体例によって、もう少し掘り下げてみましょう

「A社の現状」
限界利益率(m)25%
変動比率(V)75%
数量(Q)10,000個
単価(P)15,000円
固定費(F)35,000千円

Q1.販売数量、販売単価、限界利益率の予算が確定している場合、使える固定費は、いくらが上限ですか。

A1.赤字を出さない、ぎりぎりの固定費許容額は、37,500千円です
「算式」10,000個(数量)×15円(単価)×0.25(限界利益率)=37,500千円と計算されます。

Q2. 固定費と単価、販売数量の予算が確定している場合、赤字を出さないための限界利益率は何%が必要でしょうか。

A2.この場合は、限界利益率23.3%(変動比率76.7%)が最低ラインと考えられます。
「算式」
35,000千円(固定費)
10,000個(数量)×15千円(単価)=23.3%(限界利益率)

Q3.固定費、限界利益率は現状通りとして販売数量の30%アップを目標とすると販売価格は、いくらまで引き下げが可能ですか。

A3.10,769円と計算されますから、現在の単価15千円から4,231円の引き下げが可能です。
「算式」
35,000 千円(固定費)
0.25(限界利益率)×10,000個(数量)×1.3(数量増加率)=10,769円

二、目標利益達成のための必要売上高算定

Q4.現在の固定費、限界利益率が確定している場合に販売単価を20%引き下げ、更に、目標利益10,000千円とした場合、販売数量は何個が必要でしょうか。

A4.15,000個の販売が必要で有り、現在の販売数量10,000個より、5,000個増加しなければなりません。

35,000千円(固定費)+10,000千円(目標利益)
0.25(限界利益率)×12,000円(販売単価15,000円×0.8)=15,000個

従って、販売個数15,000個、この売上高180,000千円が目標売上高です。

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